調剤受付事務は処方せんを受け取り会計するだけの仕事だと思われがちですが、薬局の「顔」となるポジションです。
処方箋を持ってこられた患者様に一番に声をかけ対応する役目なので、受付の印象一つが薬局の印象になってしまう為、「患者様が少しでも満足していただけるには？」を常に考え動く仕事です。
調剤受付の会議では、主に「患者様満足」について今よりも更にキタバ薬局へ来て満足していただける為に話し合いを重ねております。
患者様をお待たせしない為には処方箋を受け取ったらいち早く正確にパソコン入力し、すぐに投薬できるよう薬剤師のサポートをします。
また患者様の状況によってはカウンターに来ていただくのではなく待合での投薬を薬剤師にお願いをしたり、時間のかかるお薬の場合は患者様に伝えに行ったりと患者様に一番近い所で投薬までの間少しでも快適に待合で過ごしていただけるように心がけています。
パソコン入力でも毎日目にする保険や公費、調剤点数など改定がある度に勉強をし、患者様から細かく聞かれることが多いので、保険や調剤点数については薬剤師よりも詳しい知識をもっています。
すべての受付が同じ知識で患者様に対応できるようにキタバ薬局では改装後のキタバ薬局本店で受付の初期研修を行っております。
一番大事な患者様対応の為の接遇や、処方箋パソコン入力の練習や保険、公費、調剤報酬に至るまでの知識を研修期間に丁寧に教育しているので調剤受付未経験の方でも研修後は配属先店舗ですぐに即戦力となり働くことが可能です。
受付の重要な仕事の一つとして、レセプトの請求（保険請求）があります。
薬局でお薬を調剤した時には、患者様には１～３割の自己負担分を支払ってもらい、それを除く７～９割については保険者（健康保険組合や市区町村など）に請求します。他に、自賠責や労災、介護保険などの請求もあり、それぞれの機関に請求します。
レセプトとは、保険薬局が保険者に対して請求する明細書のことで（これを調剤報酬明細書と言います）、実際に、このレセプトを月１回まとめて保険者に請求します。キタバ薬局では、主にオンラインでレセプトを送信し、請求しています。
処方の入力内容に不備があると患者様に迷惑がかかり、また保険者に再請求してから支払われるまで１か月以上も遅れるので、請求する前に第三者がチェックをして、間違いのないよう何度も確認するようにしています。
これらの作業は薬局全体の売り上げに関わる事なので、非常に重要で責任のある仕事です。日常の業務をしながら、そういった請求作業も行っているので、受付事務間の連携が欠かせません。仕事を分担し、協力し合って連携を大切にしながら日々業務を行っています。
